目次
対象者の基本情報
- 年齢:88歳
- 性別:女性
- 介護度:要介護1
- 認知症:軽度の認知症あり
- 医療行為:無し
- 生活状態:独居生活
- 家族構成:長男様(自宅から電車で30分の距離)、長女様(他府県に在住)
- キーパーソン:長女様(他府県在住)
要望・希望
- 長男宅の近くで生活したい
- 外出(自由に外出可能、または家族と一緒に外出)
- 月2~3回の外泊希望(長男様宅)
- デイサービスや施設内レクリエーションが充実した施設
- 看取りの対応
介護支援の経過
認知症の進行により、最初は自宅近くの地域包括支援センターに相談を開始。しばらくは在宅介護を続けていましたが、ヘルパーさんがいない時間帯に自営業を営んでいる長男様に頻繁に連絡が入るようになりました。仕事に支障をきたし始め、施設入居の検討が始まりました。
長女様は他府県に住んでおり、電話やメールで連絡を取りながら、母親の要望に優先順位をつけ、施設選びを進めることに。初めは「外出」「外泊」「デイサービス」「看取り」の順に優先されていましたが、次第に要望が変わり、「デイサービス」「外泊」「自宅近く」「看取り」が最終的な優先順位となりました。
.png)
母が自宅で過ごすことに限界を感じていたので、施設に入ることを決めました。でも、母の希望をすべて叶えられる施設を見つけるのが本当に大変でした。
施設選びのポイントとサポート
最初は、軽度の認知症のため「一人での外出」を希望されましたが、認知症があるため、ほとんどの施設で「一人での外出」の対応が不可となり、この要望は外れることに。また、施設選びが進む中で、最初に希望していた施設の数が増える一方、なかなか決めきれませんでした。そのため、数施設に絞って提案し、その中でさらに4施設に絞って施設見学を行うことになりました。
最終的に、デイサービスを併設し、看護師が24時間常駐する施設が最有力候補に。しかし、施設内のデイサービスでは気分転換ができないと感じられたため、外部のデイサービスに通い、外の景色が見える住宅型有料老人ホームに決定しました。
.png)
.png)
.png)
施設の見学を何度もしましたが、母が外の景色を楽しめる場所が決め手になりました。また、通いのデイサービスで外の空気も感じて気分転換になるといいなと思いました。
コメント