目次
対象者の基本情報
- 年齢:72歳
- 性別:女性
- 介護度:要介護5
- 認知症:無し
- 医療行為:無し
- 生活状態:入院中(鬱・下肢筋力低下・寝たきり・食事全介助)
- 家族構成:長男様と同居(ご主人様 健在)
- キーパーソン:長男様の奥様
ご家族の要望
- 急変時の対応が可能な施設
- リハビリを行い、少しでも自分で食事ができるようにしたい
施設選びの経過
72歳の女性が入院中で、ご家族は急変時の対応とリハビリの充実を重視していました。そこで、看護師が24時間常駐し、鍼灸師によるマッサージ(リハビリ)やデイサービスを併設している施設を提案しました。
施設選びの難航
最初に提案した施設はすべて個室でしたが、ご主人様から「一人では寂しい」とのご意見があり、大部屋がある施設を希望されました。
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個室だと妻が寂しがるのではないかと心配です。できれば大部屋の施設がいいですね。
大部屋のある施設として、特別養護老人ホームや介護老人保健施設を提案しましたが、見学後、「想像していた環境と違う」との理由で、再度施設を検討することになりました。
最終的な決定
当初は、施設内で医療・介護・リハビリが完結する介護付き有料老人ホームを気に入っていただきましたが、自宅からの距離がネックとなり、ご家族が毎日面会できる施設を再検討することになりました。
そこで、施設内にデイサービスが併設され、ご家族が頻繁に面会できる環境が整った施設を提案。最終的には、施設の雰囲気が最も良いと感じられた住宅型有料老人ホームに入居されました。
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毎日会えることが一番安心です。施設の雰囲気も良く、本人も安心して過ごせそうです。
まとめ
今回の事例では、ご家族が重視する「急変時の対応」と「リハビリ」に加え、本人の心理的な安心感や家族との距離が大きな決定要因となりました。
施設選びでは、医療・介護体制だけでなく、本人の気持ちやご家族の負担軽減を考慮することが重要です。ご家族の要望を丁寧にヒアリングし、最適な選択肢を提案することが、満足のいく施設選びにつながります。
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