こんなこと、思い当たりませんか?

- 言葉が出てこず、「あれ」「これ」が増えた
- 同じ話や質問を繰り返してしまう
- 最近、怒りっぽくなった気がする
- 料理中、水を出しっぱなしにしてしまう
- おつりの計算など、簡単なことが面倒に感じる
- 身だしなみに気をつかわなくなった
- 趣味への興味が薄れた
- 何もせず、ぼーっとしている時間が増えた
当てはまったら要注意!
「物忘れ・認知症」の始まりかもしれません
物忘れと認知症の関係

物忘れは“加齢”だけじゃない?
物忘れは「MCI(軽度認知障害)」と呼ばれ、認知症の前段階にあたります。MCIを放置すると、4年後には約50%の人が認知症へ進行するといわれています。脳の機能は、20歳をピークに徐々に低下し、特に50代以降から急速に衰えていくことが明らかになっています。
「将来なりたくない病気」アンケートでも、認知症は常に第1位。その理由は、本人だけでなく、家族や周囲の人への負担が非常に大きいためです。
脳の老化はなぜ起こる?
記憶したり、考えたりする際に活躍するのが「神経細胞」です。この神経細胞が減ったり、うまく働かなくなることで脳の働きが衰えるとされてきました。しかし、実は神経細胞が占めるのは脳全体のわずか1割。残りの約9割を占めるのが「グリア細胞」という細胞です。
長年、脇役として扱われてきたグリア細胞ですが、最近では、脳の機能維持に深く関わっていることが明らかになってきました。
このグリア細胞が減少したり、働きが低下すると、記憶力や思考力の衰えにつながります。
注目される「グリア細胞」とナトリード
2009年、アメリカの研究チームがグリア細胞の新たな役割を発表。そして2021年、日本の研究者が、グリア細胞を増やし活性化させる新成分「ナトリード」を世界に発信しました。
「ナトリード」は、日本原産のカイコ冬虫夏草(カイコハナサナギタケ)から発見された世界初の成分で、グリア細胞と神経細胞の両方に働きかけ、脳機能を改善する効果が期待されています。
臨床試験でわかった効果
2023年、日本人の中高年25名(認知機能の低下を自覚)を対象にナトリードを含むサプリメントを12週間摂取してもらい、認知機能のテストを行った結果…
摂取前はMCI(軽度認知障害)ゾーンにあった平均スコアが、摂取12週間後には正常ゾーンまで改善!
→ナトリードが認知症の進行を防ぐ可能性が確認されました。
認知症予防のためにできること
認知症はまだ完全な予防法が確立されていませんが、最近の研究では、生活習慣の改善が予防に効果的であることが分かってきました。
食生活の見直し

- 野菜や果物には動脈硬化や認知症の原因物質増加を抑える効果
- 納豆や豆腐など大豆製品には、コレステロールや中性脂肪を下げる効果
- 果物は食べ過ぎに注意!
適度な運動

- 生活習慣病リスクを下げ、脳の健康を守る
- 週に3回、30分以上、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的
7~8時間の睡眠

- 睡眠中は脳の「老廃物」を掃除する大切な時間
- 7〜8時間の睡眠を!短すぎても長すぎても逆効果
- 睡眠時無呼吸症候群や、夜間頻尿がある場合は早めの受診を
「まだ大丈夫」ではなく、「今から」が大切です。
脳も、日々の積み重ねで守ることができます。
ぜひ、今日から“脳の健康”を意識した生活を始めてみましょう。



