介護施設には、それぞれ「どんな人が入れるか」の入居条件が定められています。入居条件には、自立度、要支援・要介護度、医療行為の必要性などが含まれます。今回は、入居条件について詳しくご紹介します。
目次
入居条件で確認すべきポイント
自立・要支援・要介護の違い
介護施設は、入居者の状態によって対象が異なります。
区分 | 特徴 |
---|---|
自立 | 日常生活を自分で送れる/介護は基本不要 |
要支援1・2 | 軽度の支援が必要 |
要介護1〜5 | 介護が日常的に必要な状態 |

父は要支援2ですが、どの施設に入れるんでしょうか?



要支援の方は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や小規模多機能型居宅介護などを利用できることがあります。一方で、特別養護老人ホームは要介護3以上が原則です。
医療行為の有無


施設によって、医療的ケアの受け入れ体制に差があります。以下のようなケースでは、事前確認が必須です。
- インスリン注射
- 胃ろう
- 褥瘡(床ずれ)の処置
- 在宅酸素療法
- 尿カテーテル など



母は在宅酸素を使っていますが、入れる施設はあるでしょうか?



看護師が常駐している施設なら対応できることもあります。ただし、夜間の医療体制も含めて要チェックです!
入居条件の確認は「要介護度」「健康状態」「医療対応」


施設のパンフレットやWebサイトには「対象:要介護1〜5」などと書かれていますが、実際の受け入れは個別に判断されることが多いです。
入居前の面談や医師の意見書も必要になることがあるので、早めに情報を集めましょう。
まとめ
条件に合った施設選びが、安心につながる
入居条件を正しく理解していないと、「せっかく申し込んだのに断られた…」ということも起こりかねません。
介護度だけでなく、今後の状態変化にも対応できる施設かを視野に入れて選ぶことが大切です。
次回は「退去条件」についてお届けします。
「入れたのに退去になるってあるの?」そんな不安にお応えします!
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