費用の仕組みと確認ポイント|後悔しない施設選び②

介護施設を選ぶ際に、多くの人が不安に感じるのが「費用」です。
月々の支払い「月額利用料」に加え、入居時に必要な「入居一時金」など、施設によって料金体系はさまざま。
それぞれの内容を理解することで、予算に合った施設を選ぶことができます。ここでは、費用の種類と確認すべきポイントについて解説します。

目次

介護施設の費用の内訳

介護施設の費用は、大きく分けて月額利用料と入居一時金に分かれます。それぞれの内容を理解し、予算に合った施設を選びましょう。

月額利用料とは?

基本的に毎月かかる費用で、以下のような内訳があります。

  • 家賃相当額:居室の利用料
  • 管理費:共用部分の光熱費や維持費など
  • 食費:1日3食の食事代
  • 介護サービス費(自己負担分):介護サービスの提供にかかる費用
  • その他の費用:洗濯代や日用品費など

施設によっては、リネン交換代や生活支援費が別途かかる場合もあるため、“込み”なのか“別途”なのかを明確にすることが重要です。

Aさん

食費や管理費が意外と高くて…

スーパーケアマネ

施設によっては外部委託の食事サービスを使っていて、その分コストが上がることもあります。見学時に内容も確認しておくといいですね。

入居一時金とは?

入居時にまとまって支払うお金で、施設によって数十万円〜数百万円と幅があったり、不要な場合もあります。
この金額には、将来の家賃にあたる部分が含まれていたり、償却期間が設けられていたりする場合があります。

Aさん

入居一時金って、返ってくるお金もあるんですか?

スーパーケアマネ

はい、契約から一定期間内に退去した場合は、未償却分が返金されることもあります。ただし、規約は施設ごとに違いますので、事前確認が大事ですね。

費用の確認ポイント

介護施設の費用を確認する際には、以下のポイントに注意しましょう。

① 費用の内訳を確認する

月額利用料や入居一時金の内訳を詳細に確認し、どのような費用が含まれているかを把握しましょう。

② 追加費用の有無を確認する

基本料金以外に追加で発生する費用があるかを確認します。例えば、特別な介護サービスや医療費、イベント参加費などが追加費用として発生する場合があります。

③ 契約内容を確認する

契約書をよく読み、費用に関する条項を確認しましょう。特に、退去時の返金条件や費用の変更に関する規定を確認することが重要です。

費用の比較方法

複数の施設を比較する際には、以下の方法を活用しましょう。

① 見積もりを取る

複数の施設から見積もりを取り、費用の内訳や総額を比較します。

② 施設見学をする

実際に施設を見学し、費用に見合ったサービスや設備が提供されているかを確認します。

③ 口コミや評判を調べる

インターネットや知人の口コミを参考にし、費用に対する満足度を確認します。

まとめ

費用面は「長く暮らす」視点でチェックを

初期費用に目が行きがちですが、長く安心して暮らすためには毎月の支払いが継続できるかどうかが大切です。
また、退去時の費用精算や契約内容も含め、家族と一緒に納得のいくまで確認しましょう。

次回は「自立・要介護の違いと入居条件」についてお届けします。
施設によって異なる「自立・要支援・要介護」などの条件や医療行為への対応について解説します。

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