認知症と物忘れの違いって?
「最近、物忘れが増えてきた気がする」「これって認知症なの?」
ご本人はもちろん、ご家族にとっても 認知症と物忘れの違い はとても気になるテーマです。
結論から言うと、物忘れ=すぐに認知症というわけではありません。
しかし、違いを正しく理解し、早めに気づくことはとても大切です。
この記事では、介護紹介事業の立場から、
安心して判断できる基礎知識をわかりやすくご紹介します。
目次
認知症とは?

認知症の基本的な特徴
認知症とは、脳の病気や障害によって認知機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態を指します。
一時的な症状ではなく、進行性であることが特徴です。
主に次のような症状が見られます。
- 記憶力の低下
- 判断力・理解力の低下
- 時間や場所が分からなくなる
- 性格や行動の変化
認知症は「病気」です
認知症は、年齢を重ねた結果として誰にでも起こるものではなく、
治療や支援が必要な病気です。
代表的な種類には以下があります。
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
あわせて読みたい


認知症のある方の施設選び|要介護1・88歳女性
対象者の基本情報 年齢:88歳 性別:女性 介護度:要介護1 認知症:軽度の認知症あり 医療行為:無し 生活状態:独居生活 家族構成:長男様(自宅から電車で30分の距離…
物忘れとは?

加齢による自然な物忘れ
物忘れは、加齢に伴って誰にでも起こり得る自然な変化です。
生活に大きな支障が出ることは少なく、日常生活は問題なく送れることがほとんどです。
よくある例としては、
- 人の名前がすぐに出てこない
- 物を置いた場所を忘れる
- 約束をうっかり忘れる
といったケースが挙げられます。
物忘れの大きな特徴
- ヒントがあれば思い出せる
- 忘れている自覚がある
- 日常生活への影響が少ない
認知症と物忘れの決定的な違い

比較すると分かりやすいポイント
| 比較項目 | 認知症 | 物忘れ |
|---|---|---|
| 忘れ方 | 出来事そのものを忘れる | 一部を忘れる |
| 自覚 | ほとんどない | 自覚がある |
| 日常生活 | 支障が出る | ほぼ支障なし |
| 進行 | 徐々に進行する | 進行しない |
具体例で見る違い
食事をしたかどうか忘れる場合
- 物忘れ:
「何を食べたか思い出せない」 - 認知症:
「食事をしたこと自体を忘れている」
こんな症状があれば注意が必要です

認知症の可能性を疑うサイン
以下のような変化が複数見られる場合は、早めの相談をおすすめします。
- 同じ話を何度も繰り返す
- 物をなくし、盗まれたと思い込む
- 時間や場所が分からなくなる
- 以前できていた家事や手続きができなくなる
- 性格が大きく変わったように感じる
あわせて読みたい


帰省で確認!親の変化と介護のサイン
年末年始は久しぶりに親と過ごす貴重な時間です。このタイミングで、普段気づきにくい変化を確認することで、介護が必要になる前に適切な対応ができます。 チェックした…
不安を感じたら、早めの相談を

早期発見・早期対応が大切
認知症は、早く気づくことで進行をゆるやかにできる場合があります。
「まだ大丈夫」と思わず、気になる変化があれば相談することが大切です。
相談先の例:
- かかりつけ医
- 地域包括支援センター
- 物忘れ外来・認知症外来
まとめ|正しい知識が安心につながります

- 物忘れ=認知症ではない
- 認知症は病気であり、早期対応が重要
- 不安を感じたら一人で悩まず相談を
正しい知識を持つことで、必要以上に不安になることなく、
適切なタイミングで適切な支援を受けることができます。
