乾燥に注意!高齢者の肌・喉を守る冬のケア
冬は気温が下がるだけでなく、湿度も低くなるため、乾燥しやすい季節です。特に高齢者は肌の水分保持力が低下しやすく、喉も乾燥に弱くなります。その結果、肌荒れ・かゆみ・風邪・誤嚥リスクの増加など、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。そこで今回は、高齢者の健康を守るための冬の乾燥対策について分かりやすく紹介します。
高齢者が乾燥しやすい理由
加齢による皮脂・水分量の低下

年齢を重ねると肌のバリア機能が低下し、皮脂や水分が減少します。特に冬は外気が乾いているため、より乾燥しやすくなります。
体感や喉の乾きに気づきにくい

高齢者はのどの渇きを感じにくい傾向があり、無意識のうちに脱水気味になっていることがあります。喉が乾燥すると、風邪や感染症への抵抗力も低下します。
室内の暖房による乾燥

暖房器具は室内の湿度を大きく下げます。加湿が不十分な場合、肌の乾燥や咳の悪化につながります。
肌を守る冬のケア方法
1. 毎日の保湿を習慣にする

乾燥を防ぐためには、入浴後10分以内の保湿が理想的です。
高齢者には、伸びが良く刺激の少ない以下のものが使いやすいです。
- 保湿クリーム
- ワセリン
- セラミド配合のローション
ポイントは「こすらず優しく塗る」ことです。
2. 入浴の温度はぬるめに

熱いお湯は皮脂を奪い、乾燥を悪化させます。
38〜40度程度のぬるめのお湯に短時間浸かるのが適しています。
3. 衣類での肌刺激を減らす

肌に直接触れるものは、綿やシルクなど刺激の少ない素材がおすすめです。
化学繊維は乾燥した肌にかゆみを引き起こす場合があります。
喉を守る冬のケア方法
1. 室内の湿度を40〜60%に保つ

適切な湿度は喉・鼻の粘膜を守り、ウイルスの侵入を防ぎます。
加湿器がない場合、以下で代用できます。
- 濡れタオルを室内に干す
- 洗濯物を室内干し
- 湯気のでるポットを使用
2. こまめな水分補給

高齢者は喉の渇きに気づきにくいため、定期的な水分摂取が大切です。
おすすめの飲み物
- 白湯
- ノンカフェインの温かいお茶
- 常温の水
1回の量は少なくてもOKです。こまめに飲む習慣を作りましょう。
3. マスクの活用

外出時や乾燥しやすい室内では、マスクが喉の乾燥防止に役立ちます。
特に夜間の咳が出やすい人は、就寝時に弱い保湿マスクを使うと楽になります。
冬場の乾燥対策を習慣化するコツ

毎日のルーティンに組み込む
保湿・加湿・水分補給などは、時間を決めることで習慣にしやすくなります。
介護者が気づいて声かけを
乾燥は自覚しにくいため、周囲の観察や声かけが重要です。
「肌が乾いていないか」「水分をちゃんととれているか」という日々の確認がトラブル防止につながります。
まとめ
高齢者にとって冬の乾燥対策は、肌トラブルの予防だけでなく、喉を守り風邪や肺炎のリスクを減らす大切なケアです。
肌の保湿、室内の加湿、こまめな水分補給といった日々の小さな習慣が、健康を大きく守ります。介護の現場でも家庭でも、ぜひ取り入れてみてください。




