介護施設の食事、どこを重視する？｜後悔しない施設選び⑤

介護施設では、「食事」が日々の楽しみであり、健康を支える大切な要素です。施設ごとに調理方法や提供体制、対応の柔軟性が異なります。本記事では、介護施設の食事について詳しく解説します。

食事の提供方法をチェックしよう

介護施設での食事提供方法には、以下のような種類があります。

施設内調理

施設内で調理された食事が提供される方法です。

メリット	デメリット
新鮮で温かい食事が提供される、入居者の好みに合わせた調整が可能	調理スタッフの質や設備に依存する

外注

外部の業者から食事を取り寄せる方法です。

メリット	デメリット
専門業者による栄養バランスの取れた食事が提供される、調理設備が不要	食事が冷める可能性がある、入居者の好みに合わせた調整が難しい

メニューのバリエーションは？

提供される食事のメニューや栄養バランスを確認し、入居者の健康に適した食事が提供されているかを確認します。また、以下のような点もチェックしておくとよいでしょう。

• 季節のメニューや郷土料理の提供があるか？
• 苦手な食材や宗教的な制限にも柔軟に対応してくれるか？

介護食や治療食への対応

アレルギーや持病に対応した特別食が提供されるかを確認します。また、食事形態（刻み食やミキサー食など）の対応も確認しましょう。

• 嚥下（えんげ）困難な方へのミキサー食やソフト食の対応
• 糖尿病や腎臓病など、特別な制限が必要な方への食事対応

食事時間や配膳スタイルも確認

食事の内容だけでなく、時間や配膳スタイルも施設によって大きく異なるポイントでもあります。

• 固定された時間か？個別対応か？
• 食堂での一斉提供か？部屋食の対応が可能か？

まとめ

食事の満足度は生活の質に直結する

毎日いただく食事だからこそ、味・内容・対応の柔軟性はしっかり見極めたいポイント。
施設選びの際には、「食事」もしっかり比較・確認していきましょう。

次回は「雰囲気」についてご紹介予定です。
施設の空気感やスタッフの対応など、見学時に注目すべきポイントを解説します。