退去条件も事前にチェックしよう|後悔しない施設選び④

介護施設は「一度入ったら一生安心」ではありません。利用者の健康状態や行動、契約違反などによって、途中で退去を求められるケースもあります。入居前に「どんなときに退去になるのか?」を確認しておくことはとても重要です。本記事では、介護施設の退去条件について詳しく解説します。

目次

よくある退去条件とは?

介護施設の退去条件には、以下のような種類があります。

健康状態の変化

医療行為の必要性

施設で対応できない医療行為が必要になった場合

介護度の変化

施設で対応できない介護度に変化した場合

Aさん

父の病状が進んできたんですが、今の施設で大丈夫でしょうか?

スーパーケアマネ

医療的な処置が増えてくると、今の施設では対応できない可能性もあります。早めにケアマネジャーと話し合っておくのがおすすめです。

行動や態度の問題

他の入居者への迷惑行為

他の入居者に対する迷惑行為や暴力行為があった場合

施設のルール違反

施設のルールを守らない場合や、職員への著しい迷惑行為がある場合

Aさん

最近、母が夜に叫んだり、他の方とトラブルになることがあって…

スーパーケアマネ

そのような場合は、認知症専門の施設や医療機関との連携も必要になります。退去になる前に、次の選択肢を考えておくと安心です。

契約違反

費用の未払い

月額利用料やその他の費用を支払わない場合

契約内容の違反

契約時に虚偽の申告があった場合や、契約条件を守らない行為が繰り返された場合

契約書で「退去条件」をしっかり確認しよう

施設との契約書には、「退去事由」について必ず記載があります。
入居前の段階で家族と一緒に確認し、不安な点は質問しておくことが大切です。

まとめ

万が一に備えて「次の選択肢」も考えておく

退去になる可能性をあらかじめ把握しておくことで、いざというときに慌てずに済みます。
医療依存度の変化や行動の変化に備えて、次の施設の候補在宅介護への切り替えも検討しておくと安心です。

次回は「食事」についてお届けします。
施設内での調理か外注か、食の楽しみを支える工夫についてご紹介します。

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